被災後、新しいビールを掲げて再スタート
宮城県亘理町にあった醸造所が東日本大震災により被災し、ビールを醸造するための設備や原料、大会の受賞メダルまで、建物ごとすべて津波により流失してしまった宮城マイクロブルワリー。
当時、ビール事業の撤退を余儀なくされましたが、お客さんからの「また作ってほしい」「ここのビールが飲みたい」という声に背中を押され、岩手県花巻市の仮工場で酒造りを開始。
そして、震災から9年後の2020年2月に、宮城県名取市の閖上地区で「宮城ゆりあげ麦酒醸造所」の運営をはじめました。
ここでは、原材料に主にドイツ産とイギリス産の麦芽と、ドイツ産・アメリカ産・チェコ産・イギリス産のホップを使用し、 本場ドイツとチェコの技術を学んだ醸造士が、和食にも合うビール(発泡酒)を造っています。
地元に愛され、たくさんの人の想いが詰まったビールを、ぜひ一度ご賞味ください。
このスポットは、こんな方におすすめです
- こだわりのお酒を味わいたい
- 地元の震災復興に取り組んでいる、情熱的な人たちの想いに触れたい
「宮城ゆりあげ麦酒醸造所」こだわりの地ビール
ヴァイツェン
大麦と小麦の麦芽を使用しています。上品な味わいで、フルーティーな香りとほのかな酸味が特徴のビールです。
ピルスナー
苦みが残らず、すっきりとした喉ごしが最高の一品。クリーミーな泡が際立つビールです。
ラガー(デュンケル)
カラメルのような香ばしさと、程よい苦みがクセになるビールです。琥珀色をした、見た目にも味わい深い一品です。
フルーツビール(ぶどう・りんご・いちご)
グラスに注ぐと甘い香りが立ちこめるフルーツビール。ぶどう・りんご・いちごと3種類あり、それぞれ果物の風味をしっかり味わうことができます。
基本情報
施設情報
宮城ゆりあげ麦酒醸造所(宮城マイクロブルワリー)
〒981-1213
宮城県名取市閖上東地区21街区2画地
TEL:022-385-8231
アクセス情報
- 仙台東部道路「名取」ICより、約2km(車で約5分)
- JR・仙台空港アクセス線「名取」駅東口より、バス(なとりん号 東部閖上循環線右回り または 左回り)で約20~30分→「震災メモリアル公園」バス停より、徒歩2分
- JR・仙台空港アクセス線「名取」駅より、車で約10分
※ 名取市乗合バス「なとりん号」については、名取市公式サイトも合わせてご確認ください。
営業情報
TEL:022-385-8231
※上記は2021年1月時点の情報です。最新の情報は各施設さまへお問い合わせください。